ツボその7:理想の添削者のイメージ
我々はどのような添削者を理想とするべきでしょうか?
当協会では、理想の添削者のイメージを「文章に関する優秀なインストラクター」としています。
なぜなら、継続的に文章を読み書きさせ、何度も書き直しをさせる文章指導というのは、「お勉強」というより「トレーニング」と捉えた方がよいからです。
そして、みずからお手本を示しながら生徒の力を伸ばしていくインストラクターのスタンスこそ、文章添削者に求められるものなのです。
では、そのようなインストラクター型の添削者になるためには、添削者はどのような力を身につけたら良いのでしょうか?
それは、以下の4+1の力になります。
① カリキュラム立案力
② 正誤判定能力
③ 作文力
④ リライト力
+
⑤ 人間力
まず、「①カリキュラム立案力」を使って、指導計画を立てます。
そのうえで、「②正誤判定能力」を発揮して、学習者の文章の問題点をあぶり出し、「正しい」文章の姿を提示しましょう。
そして適宜「③作文力」と、「④リライト力」を発揮して、模範となる文章を提示します。
それら4つの力を下で支えるのが、添削者の「⑤人間力」なのです。